第8回:ミクロネシア連邦

今回はミクロネシア連邦のトイレ事情をご紹介します。

第8回 ミクロネシア連邦

ミクロネシア連邦大洋州(オセアニア)の西部に位置するミクロネシア連邦は、1980年の独立後も米国との自由連合協定が締結されています。
その影響もあって、街ではハンバーガー等ジャンクフードが溢れ、人々は米国のロックを口ずさみ、子供たちはスーパーマン等米国映画のヒーローごっこをするなど米国文化の影響を強く受け、ミクロネシア固有の文化は薄れつつあります。そのような風潮下、ミクロネシア連邦の最西端に位置するヤップ州では、ミクロネシア固有の文化を守るため、いまだに石貨が使用され、小学校の授業では火の起こし方、カヌーの作り方などの授業を行うなど、伝統を重んじた生活スタイルの継承に力を入れております。その中でもヤップ本島の東北部のルムング島では、特に厳格に伝統が重んじられ、電気・水道が敷設されていません。もちろん洋式のトイレもありません。人々が用を足すときは、人目のない浜辺を見つけることになります。お尻の始末は紙ではなく、水を使用します。
ヤップ州は、ミクロネシア4州で最も財政的に安定しており、人々は不自由なく生活を営んでいます。人々が洋式トイレを購入する資金がないために洋式トイレを導入しないのではなく、あくまで自らが築き上げた文化の継承のため、洋式トイレを導入しないところに誇り高きヤップ人の真骨頂を垣間見ることが出来ます。

ミクロネシア連邦
  • 執筆:JICAミクロネシア駐在員事務所 元ボランティア調整員 栗田貴之
  • 監修:日本トイレ協会
  • コーディネーター:NPO法人 都市計画・建築関連OVの会

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